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もっとお寺のことを知ってもらいたい

みんなお寺が何をやっているか知らない

実際のところ、お寺が、あるいは住職が、普段何をやっているのかを知っている檀信徒はごく少数です。
ほとんどの人は、「いったい何をしているのだろう?」と思っています。
「お葬式や法事をやっているのは知っているけど、それ以外の時は?」ということです。
年間の定例行事なんかも、いつも来る人はだいたいわかっているけど、それ以外の大部分は、「彼岸会って何をやっているの? 私たちには関係ないよね」と思っています。
悩み相談だって、「相談に来てくれたら、いつでも対応する」と考えている僧侶は多いと思いますが、実際にお寺がいろんな相談に乗ってくれると思っている人はほとんどいません。
お寺と檀信徒の間には、こうした情報の格差が厳然として存在しているのです。


文章で伝える

情報の格差は、情報の伝達でしか埋めることはできません。
情報を伝えるためにはどうしたらいいでしょうか?


ひとつは、文書で伝えることです。
文書は、全檀信徒に配布することができます。
つまり全檀信徒に伝えることのできる唯一の方法です。
行事案内、寺報で、行っていることの予告・報告、そしてその意味を伝えていくことが大切です。
あるいは、時々は、保存版のパンフレットなどで、行事の内容について伝えます。


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口頭で伝える

そして次に、口頭で伝えるということです。
法事や葬儀、あるいは何らかの機会で会った時に、行事に誘ったり、法事の意味を伝える、あるいは、仏教を説くということです。


人に伝えてもらう

そしてもう一つは、お寺のことをよく知っている人に伝えてもらう、ことです。
行事にいつも参加しているような人に、参加した時の話をしてもらったり、他の人を誘ってもらったり、ということです。
つまり、口コミです。
確かに地域コミュニケーションが崩壊し、檀信徒同士の結びつきが薄い現代では、口コミは成立しにくいのですが、いったん口コミが広まればその効果は絶大です。


ここにあげた3つの伝達方法は、どれも完璧ではありません。
優れた面と劣っている面、得意なところと不得意なところがあります。
だから、できるだけいろんな方法で、お寺が何をやっているかを伝えることが必要です。
そして、同じことであっても繰り返すことです。
1回伝えただけでは、ほとんどの人は動きません。
繰り返し繰り返し、時間をかけて伝えることで、ようやく人の気持ちが動くのです。


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