日蓮宗東京西部の
社会教化事業部(社教)のビハーラ研修に参加してきました。
一泊二日(2月15〜16日)で、松本の浅間温泉へ。
目的は、浅間温泉にある臨済宗妙心寺派神宮寺で行われている
福祉活動の見学です。
神宮寺は知っている人も多いと思いますが、
昨年岩波新書から刊行された『寺よ変われ』の著者・高橋卓志さんが
住職をしているお寺です。
この研修のため、
神宮寺さんを社教に紹介したところ、
後日、「いっしょに行きますか?」と
誘われたので、
せっかくの機会だと思い、参加させていただきました。
研修では、
お寺が母体となって行われている
通所介護サービスと訪問介護サービスを見学させていただき、
具体的な内容について、
高橋住職から、詳しい説明をしていただきました。
この介護サービスは、
廃業した温泉旅館の施設を利用したもので、
総合的な意味での地域との協働活動です。
相変わらず高橋さんは、
エネルギッシュで、
こちらも何か力をいただけた気がします。
仏教界では、
好意的な意見だけでなく、
批判的な意見も多い、神宮寺の活動です。
ただ、神宮寺の活動の根底に、
高橋住職の「苦と向き合おうとする姿勢」があることは、
あまり知られていません。
表面的な派手な活動だけを見て、
いろいろ言う人が多いのが現実です。
(反対派だけでなく、好意的な立場の人でさえ)
今回の研修では、そんなことを再確認させていただきました。
そのことは、研修に参加された僧侶の方々も、感じていたらしく、
何人かの方が、「発心」という言葉を、
繰り返し口にされていました。
参加された僧侶の方々も、
意識の高い方が多く、
とても刺激になりました。
もちろん、晩には温泉も満喫させていただきました。
とてもいい研修に参加させていただきました。