寺院活性化のための情報
“学び”と“実践”のための研究会
第18回は、30年3月29日(木)
「葬式仏教 価値向上委員会」第18回研究会
第18回研究会のテーマは
「あえて今、島田裕巳氏に葬送について聞いてみる
──なぜ現代人は葬送の簡素化を求めるのか?」
講師は、島田裕巳氏(宗教学者)
これまでの研究会の様子
メディア掲載1 メディア掲載2 メディア掲載3 メディア掲載4
■島田氏の真意はどこにあるのか?
■聞きたくない話をあえて聞いてみよう!
■10年後の葬送のあり方を予想
■仏教界ではめったに聞けない島田氏の話
『葬式は要らない』が刊行されて、はや8年
島田裕巳氏の『葬式は要らない』が刊行されて、はや8年がたちます。
この本が出たことは、当時大きな反響があり、三十万部を越えるベストセラーにもなりました。
一方、仏教界では、この本が刊行されたこと、そして、世間での反響が大きかったことに対して、多くの人が不快感を示していました。そして、この本が葬送のあり方に悪影響を与えるのではないかと危惧する人も少なくありませんでした。
そして8年がたちました。
残念なことに、世の中は少しずつ、島田氏がこの著作に書いた方向に進みつつあります。
直葬、家族葬が増え、当時は言葉すら無かった「墓じまい」も確実に増え続けています。信じたくはありませんが、島田氏の考えが、社会より10年、20年早かっただけ、と思える部分もあります。
ただ勘違いしてはならないのは、島田氏らが簡素化を煽ったから葬送が変化したということではないということです。
葬送の形が変わるのは、その背景となる社会のあり方が変化していることに原因があります。地域コミュニティ、家制度、そうした社会の仕組みが変化し、葬送もそれに合わせて変化しているだけです。
私たちが島田氏の意見を不快と感じるのは、単に私たちがこうした現実を認めたくないだけなのかもしれません。
今だからこそ、あえて島田氏の話を聞く意味が!
そして葬送の簡素化は、まだまだ進んでいきます。
そんな今だからこそ、あえて島田氏の話を聞く意味があるのではないかと思うのです。
簡素化の流れの原因は何か? 簡素化はどこまで進むのか? お寺や仏教界はどんな対策をとればいいのか?
人は、自分たちの立場を護ってくれる意見の話は聞きたがりますが、自分たちの立場に批判的な話を聞きたくはありません。
しかし耳障りのいい話をいくら聞いても、現状は変わりません。時には全く違う立場の考えを聞かなければ、変化への対策は見えてこないのです。
もちろん、島田氏の考えをすべて受け入れる必要はありません。
ただ、島田氏の話に聞く耳を持つことは、より現代人の考え方を理解することにつながることは間違いありません。少なくとも島田氏の著作が、多くの人々に受け入れられている現実を無視してはならないですしょう。
講演後には島田氏との対話の時間
島田氏と仏教界は、けっして関係がいいとはいえません。そのため島田氏が僧侶を対象に話をする機会というのは、ほとんど無いのが現実です。
今回、島田氏には、「仏教界のために島田先生の真意を僧侶の方々の前で語っていただきたい」と、無理を言って講演をお願いしました。もちろん、批判的な聴衆がたくさん来るのを覚悟していただいています。
講演後には島田氏との対話の時間も設けています。
(もちろん講師に対して、失礼な発言をされる方はご遠慮いただきます)
めったに無い機会ですので、ぜひ参加をしていただければ幸いです。
■テーマ 「あえて今、島田裕巳氏に葬送について聞いてみる
──なぜ現代人は、葬送の簡素化を求めるのか?」
■島田氏の真意はどこにあるのか?
■聞きたくない話をあえて聞いてみよう!
■10年後の葬送のあり方を予想
■仏教界ではめったに聞けない島田氏の話
■講師 島田裕巳氏(宗教学者)
■プログラム ①講義
「なぜ現代人は、葬送の簡素化を求めるのか? 」
(島田裕巳氏)
②ワークショップ
■日時 平成30年3月29日(木)午後1時30分〜4時30分
■場所 仏教伝道センタービル 7階会議室「見」の間
東京都港区芝4−3−14/TEL 03-3455-5851
JR山手線「田町駅」三田口より徒歩8分、
都営地下鉄三田線「三田駅」
および浅草線「三田駅」A9番出口より徒歩2分
■定員 各40名
■申込締切 3月22日(木)
ただし、定員になり次第、受付は終了させていただきます。
■参加費 10,000円(税込)
■年会費 10,000円(税込)
※葬式仏教価値向上委員会は、会員制の研究会です。
参加するためには、10,000円の年会費が必要となります。
※申し込み受付後、振り込み用紙を送付させていただきます。