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寺院活性化のための情報

“学び”と“実践”のための研究会

第16回は、29年9月15日(金)

「葬式仏教 価値向上委員会」第16回研究会

 

第16回研究会のテーマは

 

「供養のあり方をプロデュースする

 ──手元供養から樹木葬まで」

 

講師は、

山崎譲二氏(博国屋代表、手元供養協会会長)

 

 

これまでの研究会の様子

プレ講座 第1回研究会  

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■看取り──お寺としてのスタンス

■“現実に”生老病死に寄り添うということ

■お寺でできる学びの場

■家族の看取りをサポートと

■地域における看取りとお寺

 

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家族と地域の変容と供養

 

供養のあり方が激変しています。  

その背景には、家制度、地域コミュニティの崩壊など、社会の仕組みが変化していることがあります。そうした社会の変化につれて、人々の死生観も大きく変わりつつあります。  

戦後すぐくらいまでは、供養という営みは、故人と遺族の関係だけでなく、親類、地域と複雑な人間関係の中で育まれてきました。  

しかし現代では、親類、地域との関係が希薄になっています。過去への憧れから、そうした縁を大切にしようという考えを持つ人もいますが、もはや後戻りできないところまできているというのが現実です。  

その結果、供養というものが、故人と遺族の関係性の中だけでの営みに変化しつつあるのです。  

さらには現代においては、昔からの供養のあり方を続けることが、今現在の生活スタイルとの間にひずみを生んでしまうことすらあります。

永代供養墓や家族葬も、そうした社会変化の中で、生まれてきたものです。そうした選択肢を選ぶ人も、昔ながらのお墓、昔ながらの葬儀のほうがいいことくらいわかっています。でもそれぞれ、そうせざるを得ない事情を抱えているのです。  

お寺の立場として、「けしからん」と思う気持ちもわからなくもありませんが、個別の状況を聞くと、やむを得ないというものが多いのです。 。

 

「けしからん」ものが「当たり前」に

 

今回、葬式仏教価値向上委員会で講師を務めていただく玉置妙憂さんは、

そもそも現在私たちが「当たり前」と思っている葬送のあり方も、実はそんなに長い歴史があるわけじゃありません。

石のお墓を庶民が持つようになったのは、江戸時代の元禄の頃です。それ以前は、庶民が石のお墓を持つことはありませんでした。しかも当時、家のお墓というものもほとんどありません。お墓の単位は、家ではなく、個人だったのです。  

そして家のお墓が増えてくるのは、日清戦争以後のことです。ただ、これもどの家も建立していたわけではありません。  

どこの家でも「○○家のお墓」を建立するようになったのは、戦後、しかも日本の経済が良くなってからのことです。つまり現在のような「○○家のお墓」は、せいぜい50〜60年の歴史しかないということです。

家制度と社会の変化、そして個人の経済状況の変化とともに、供養のあり方も変化してきたのです。  そして変化の始まりには、新しいあり様に対して「けしからん」という思いを持つ人が大多数でした。しかし、変化してしばらくすると、何かそれが「当たり前」のように見えてくるものです。  

例えば永代供養墓も、それが話題になりはじめのころは、「けしからん」という意見を持っていた僧侶が少なくありませんでした。しかし現在では、永代供養墓を「けしからん」と言っている方はほとんどいません。そろそろ「当たり前」の存在になりつつあります。

 

お寺らしい樹木葬をプロデュース

 

今回、葬式仏教価値向上委員会の講師にお呼びする山崎譲二氏(株式会社博国屋代表取締役、手元供養協会会長)は、こうした社会変化の中で、新たな供養のあり方を創造しようとするプロデューサーです。  

「手元供養」という供養のあり方をご存じでしょうか。遺骨の一部を、自宅に置いて供養の対象にするというものです。  

山崎氏は、この「手元供養」の仕掛け人でもあります。「手元供養」という言葉をつくったのも山崎氏ですし、その後設立したNPO手元供養協会の会長に就任し、手元供養の普及につとめてきました(仏教界では、「けしからん」という意見を持っている人が多いようですが)。  

また近年は、「京都の樹木葬」といったブランド名で、お寺の樹木葬をプロデュースし、わびさびを感じさせる、お寺らしくて、京都らしい樹木葬を生み出しています。山崎氏のプロデュースする樹木葬の特徴は、小規模でもできること、お寺らしさを大切にすること、そしてどのお寺でもたくさんの申込みが集まっているということです。  

今回、山崎氏には、これまで、どうやって供養のあり方というものをプロデュースしてきたか、そして近年取り組んでいるお寺らしい樹木葬とは何か、についてお話ししていただきます。〈人々が何を望んでいるか〉を捉え、形にする、それが山崎氏の仕事です。  

これからの供養のあり方を考える参考にしていただければ幸いです。

 

 

 

 

 

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■テーマ 「供養のあり方をプロデュースする

   ──手元供養から樹木葬まで」

          

■供養の変化はお寺にとってのチャンス

■供養をプロデュースするためのノウハウ

■少ない投資でお寺らしい樹木葬を

 

■講師 山崎譲二氏(博国屋代表、手元供養協会会長)

 

■プログラム ①講義

      「供養のあり方をプロデュースする」(山崎譲二氏)

       ②ワークショップ

 

 

■日時 平成29年9月15日(金)午後1時30分〜4時30分

 

■場所 仏教伝道センタービル 7階会議室「見」の間

    東京都港区芝4−3−14/TEL 03-3455-5851

    JR山手線「田町駅」三田口より徒歩8分、

    都営地下鉄三田線「三田駅」

    および浅草線「三田駅」A9番出口より徒歩2分

 

■定員 各40名

 

■申込締切 9月8日(金)

      ただし、定員になり次第、受付は終了させていただきます。

 

■参加費 10,000円(税込)

■年会費 10,000円(税込)

 ※葬式仏教価値向上委員会は、会員制の研究会です。

  参加するためには、10,000円の年会費が必要となります。

※申し込み受付後、振り込み用紙を送付させていただきます。

 

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