寺院活性化のための情報
“学び”と“実践”のための研究会
第35回は、令和6年6月27日(木)
「葬式仏教 向上委員会」第35回研究会
第35回研究会のテーマは
「キリスト教の葬儀から仏教の葬儀を考える
──キリスト教葬儀にはヒントがいっぱい 」
講師は、
キリスト教新聞の松谷信司氏(編集長・代表取締役)
■ キリスト教の葬儀はなぜ参列者の心にひびくのか
■仏教と何が違うのか
■参加型だから、故人を送っている実感が深い
■お布施、檀家制度、戒名は、キリスト教ではどうなっている?
■葬送の簡素化の影響は仏教より大きな影響を受けている?
■キリスト教葬儀の成功事例と失敗事例から学ぶ
過去のセミナーのダイジェスト動画も見ることができます。
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聖書は現代日本語で、儀式は参加型
キリスト教の葬儀に参列したことはありますか?
結婚式に参列したことのある人は多いと思うが、そこから大体の雰囲気は想像できるだろう。
仏教と比較してみると、みんなで賛美歌を歌うなど参加型の儀式で、聖書はすべて現代日本語であるなどの特徴がある。自由で明るい雰囲気であることも、キリスト教の葬儀の特徴だ。つまり、だれもが理解できる、実にわかりやすい儀式だということである。
一方で、信者以外の葬儀は一切受け付けないなどの厳格さもある。死んでからキリスト教徒にするような儀式もない。
参加型の儀式であることは、参列者にとって、「自分も儀式を行っているひとりなんだ」「私たちが故人をあの世に送っているんだ」という実感を生み出す。宗教者まかせでなく、自分たちも送っているんだと感じることは、葬儀の大切さを、理屈を超えて感じることでもあるのだ。
世代交代にはどう対応しているのか?
ただキリスト教においても、仏教同様、葬送の簡素化の波を大きく受けているのも事実だ。
家族葬が増え、一日葬も増えている。さらには、次の代への信仰の継承も簡単ではない。むしろ、個人の信仰が基本となっている分、世代交代の難しさは、仏教の比ではないだろう。
この現実に、キリスト教は、どう対応しているのだろうか?
講師には『キリスト教新聞』の松谷編集長
今回、葬式仏教価値向上委員会には、『キリスト新聞社』の社長・編集長の松谷信司氏をお呼びして、キリスト教の葬儀について解説していただく。
キリスト教新聞は、カトリックとプロテスタントなどの教派にとらわれず、日本のキリスト教全体を俯瞰してきた新聞社である。松谷氏は、長く編集長をつとめ、キリスト教が日本で行ってきた布教活動を取材しつづけてきた。
キリスト教のいいところを学ぶ
キリスト教ではどんな葬儀が行われているのか、その前提としてどんな死生観をもっているのか、死んだら人はどうなるのか、宗教者への謝礼のあり方はどうなっているのか、葬儀の意味を信者にどう伝えているのか、幅広い疑問に答えていただく。もちろん、カトリックとプロテスタントの違いについても解説していただく。
特に仏教との比較を通して、お互い(キリスト教と仏教)の問題点とともに、お互いのいいところを知り、仏教でも応用できるような事柄をも学ぶことができる。
宗派の中にとどまっていえると見えてこないことも、仏教とは全く異なるキリスト教という宗教を通して見えてくるはずである。他宗教を知ることによって、よりよい仏教の葬儀のあり方が見えてくるのである。
株式会社寺院デザイン 代表 薄井秀夫
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■テーマ 「キリストの教葬儀から仏教の葬儀を考える
──キリスト教葬儀にはヒントがいっぱい」
■講師
松谷信司氏 (キリスト教新聞 編集長・代表取締役)
■プログラム
①講義「お寺の行動経済学」
②グループディスカッション
■日時
令和6年6月27日(木)午後1時30分〜4時30分
■場所
仏教伝道センタービル 7階会議室「見」の間
東京都港区芝4−3−14/TEL 03-3455-5851
JR山手線「田町駅」三田口より徒歩8分、
都営地下鉄三田線「三田駅」
および浅草線「三田駅」A9番出口より徒歩2分
■定員
各40名
■申込締切
6月20日(土)
※ただし、定員になり次第、受付は終了させていただきます。
■参加費
10,000円/1名(税込)
※葬式仏教価値向上委員会は、会員制の研究会です。
(年会費10,000円)。
※申込みの方は、自動的に会員となります。
※申し込み受付後、振り込み用紙を送付させていただきます。