寺院活性化のための情報
日本弔い委任協会 主催
「弔い委任」に取り組む寺院、
これから取り組もうとする寺院が情報交換する研究会です
令和5年1月17日(火)開催
永代供養墓を運営しているお寺の皆さまへ
弔い委任 研究会
講義
「永代供養墓のための弔い委任
──弔われない不安を無くすためにお寺ができること」
◇弔い委任の無い永代供養墓でいいのか?◇
◇利用者への勧め方◇
◇弔いを中心にした最小メニューの弔い委任◇
■永代供養墓に申し込んだ人の遺骨が来ない理由
近年、永代供養墓は、お寺にとって必要不可欠なものとなりつつあります。
永代供養墓は、基本的にお墓の承継に事情をかかえている人を対象に募集をしているため、その利用者は、子どものいない人、いても娘さんだけの人などが大半を占めています。
そうした中には、亡くなった時、喪主となる人がいない人がいないケースが少なくありません。そのため利用者の中には、亡くなったにもかかわらず、お寺にその連絡が来ないというケースが生じてしまいます。つまり申し込んだにもかかわらず、遺骨が永代供養墓に納められないということであります。
また連絡があったとしても、親族がいないため、儀式等は一切行わないことがほとんどです。
■弔い委任の無い永代供養墓でいいのか
「弔い委任」は、生前にお金をお寺に預けて、自分の葬送等を委任する契約を結び、死後それをお寺が実行するという仕組みであります。
永代供養墓利用者のように承継に何らかの事情を抱えている人のためにつくられた仕組みです。むしろ永代供養墓の利用者にとって、この「弔い委任」の仕組みは必要不可欠だと言っても過言ではありません。この仕組みが無いと、遺骨がお寺に来ない、お経も読んでもらないという人が、かなりの割合を占めてしまうのです。
弔われない不安があるから永代供養墓に申し込んでいるのに、弔われない可能性があるというのは、お寺として義務を果たしているとは言いがたいと思います。
■永代供養墓に特化した弔い委任を解説
今回のセミナーでは、永代供養墓を運営するお寺が、どのように「弔い委任」に取り組むべきかについて講義を行います
特に、永代供養墓の利用者の関心は、葬儀や納骨などの「弔い」部分に集中しています。生前の生活支援や死後の相続手続き等のサポートもあったほうがいいですが、とりあえずそれらは後回しにすることも必要です。つまり、まずは弔いを中心にした最小メニューの弔い委任を提供するということです。
多くのお寺では、既に申し込まれた方がたくさんいると思いますが、今回は、そうした方への「弔い委任」の提案の仕方についても重点的にお話しします。せっかく永代供養墓に申し込んだのに、葬儀ができないだけでなく、納骨もできないということを避けるためにも、「弔い委任」の準備は必要不可欠です。
どのような弔い委任のメニューを提供するべきか、相談があったらどう対応すればいいのか、専門家の協力が必要なのはどの部分か、専門家無しでどこまでできるか、利用者にどうやって案内すればいいか、等について講義を行います。
■契約書と案内文書のひな形を提供
今回のセミナー受講者の特典として、永代供養墓利用者向けの弔い委任の契約書ひな形を提供します。また同時に、利用者向けの案内文書のひな形も提供します。
今までのセミナーの中で最も実践的なセミナーになると思います。ぜひ参加をしていただければと思います。
弔い委任とは?
弔い委任とは、家族がいないなどの事情があって、自身の弔いに不安を抱える人のため、葬儀・火葬・納骨などを家族にかわってお寺が行う仕組み。
死後の諸手続や生前の生活支援(成年後見、身元保証など)も行うことができます。
通常は法律的に家族しかできないことを、契約によって家族以外(お寺など)の支援者が行うことが可能となります。
■テーマ
「永代供養墓のための弔い委任
──弔われない不安を無くすためにお寺ができること」
■講師
長井俊行(一般社団法人つむぐ代表)
薄井秀夫(寺院デザイン代表
■日時
令和5年1月17日(火)午後1時30分〜3時20分
■場所
仏教伝道センタービル 7階会議室「見」の間
東京都港区芝4−3−14/TEL 03-3455-5851
JR山手線「田町駅」三田口より徒歩8分、
都営地下鉄三田線「三田駅」
および浅草線「三田駅」A9番出口より徒歩2分
■定員
30名
■申込締切
1月11日(水)
■参加費
弔い委任協会 会員寺院 8,000円(1名)
非会員 8,000円(1名)
※申し込み受付後、振り込みの案内を送付させていただきます。
■日本弔い委任協会は、コロナ禍を受けて、充分な活動ができませんでしたので、年会費納入のお願いを、しばらく中止させていただいていました。今後も、充分な活動ができるようになるまで、年会費のお願いは控えさせていただきます。
つきましては、研究会参加費につきましても、しばらくの間、会員・非会員ともに同じ金額とさせていただきます。
ご理解いただければと思います。