寺院活性化のための情報
“学び”と“実践”のための研究会
第24回は、令和元年9月26日(木)
「葬式仏教 価値向上委員会」第24回研究会
第24回研究会のテーマは
「お寺葬のコツ、教えます!
──お寺葬でお寺が変わる」
講師は、
一般社団法人 日本寺葬協会 代表理事の
小林弘和氏
これまでの研究会の様子
メディア掲載1 メディア掲載2 メディア掲載3 メディア掲載4
■お寺葬は誰のためのもの?
■檀家がうれしいお寺葬とは?
■葬儀社との関係性がポイント
■檀家とのコミュニケーションが深まる
お寺葬でお寺が変わる
近年、仏教界では、お寺での葬儀に取り組むお寺が増えてきました。
これまで、葬儀社に言われるがままに導師をつとめることが多かった仏教界に、新しい風が吹き始めていると言えなくもありません。
その一方で、お寺葬に取り組むお寺の中には、遺族との間あるいは葬儀社との間に考え方のズレを生じたまま葬儀を進めていったばかりに、小さなトラブルを起こしているケースもあるようです。
しかもそのトラブルは表面化せず、遺族や葬儀社が我慢して、潜在的に不満だけが残るというということになりがちです。
せっかく、いい葬儀にしようと思って始めたお寺葬なのに、不満を生んだだけということになってしまっては、何のために苦労したかわかりません。
お寺の理想は押しつけになる可能性が
お寺葬がうまくいかない最大の原因は、コミュニケーション不足であります。
住職の理想のお葬式というものを実現するのがお寺葬であるとは思いますが、理想を押しつけすぎると、そこに矛盾が生じる可能性があります。
葬儀社ときちんとしたコミュニケーションをとることはもちろんですが、施主ともポイントを押さえたコミュニケーションをとることとは大切です。
住職の思いが強ければ強いほど(それはいいことなのですが)、押しつけになってしまう可能性があるのです。
また、せっかくお寺葬を企画したのに、希望する人がほとんどいないというお寺もあります。
パンフレットをつくり、行事のたびに説明しているのに、あまり反応がよくないということです。
それはおそらく、説明に問題があるか、企画が檀家の望むものになっていないかのどちらかです。
説明にしろ、企画にしろ、檀家の立場にたってのものでないと、魅力的なものにはなりません。
いいお寺葬を実現するために
いいお寺葬を実現するためには、
(1)企画・説明・段取りが檀家の立場になって考えられているか、
(2)いい葬儀社を選び、葬儀社ときちんとしたコミュニケーションがとれているか、
(3)葬儀に至るまでの設計や段取りがきちんとフロー化され、誰でも対応できるうようマニュアル化されているか、 などの要素が重要です。
葬儀社にお寺が一方的に指示するような葬儀ですと、かなりの確率で矛盾が生じ、檀家に不満が残る葬儀になります。
葬儀社とはお互いに意見を言い合える関係ではなくてはなりませんし、対等の関係性であることも大切です。
また、葬儀の設計や段取りを、施主や葬儀社ときちんと共有できるための共通のフローも必須です。
お寺葬のノウハウ
今回、葬式仏教価値向上委員会では、一般社団法人 日本寺葬協会の小林弘和代表理事を講師にお呼びして、「お寺葬のコツ、教えます」をテーマに研究会を行います。
日本寺葬協会は、長野市を中心に、実際にお寺葬を施行する葬儀社でありますが、近年は、寺葬を進めたいと考えるお寺や葬儀社へのノウハウ提供にも取り組んでいます。
お寺葬が軌道に乗り始めると、葬儀における檀家とのコミュニケーションの機会が格段に増えることになります。
それは、お寺への親しみや信頼が高まることであり、檀家の世代交代がスムーズに行われることにも繋がります。
これからお寺葬に取り組んでみたいお寺、すでに取り組んでいるがもっと質をあげていきたいと考えるお寺など、様々な方に参加していただければ幸いです。
株式会社寺院デザイン 代表 薄井秀夫
■テーマ 「お寺葬のコツ、教えます!
──お寺葬でお寺が変わる」
■お寺葬は誰のためのもの?
■檀家がうれしいお寺葬とは?
■葬儀社との関係性がポイント
■檀家とのコミュニケーションが深まる
■講師 小林弘和氏 一般社団法人 日本寺葬協会 代表理事
■プログラム ①講義
「お寺葬のコツ、教えます!」
②ワークショップ
■日時 令和元年9月26日(木)午後1時30分〜4時30分
■場所 仏教伝道センタービル 7階会議室「見」の間
東京都港区芝4−3−14/TEL 03-3455-5851
JR山手線「田町駅」三田口より徒歩8分、
都営地下鉄三田線「三田駅」
および浅草線「三田駅」A9番出口より徒歩2分
■定員 各40名
■申込締切 9月19日(木)
ただし、定員になり次第、受付は終了させていただきます。
■参加費 10,000円(税込)
■年会費 10,000円(税込)
※葬式仏教価値向上委員会は、会員制の研究会です。
参加するためには、会員となる必要があります(年会費10,000円)。
※申し込み受付後、振り込み用紙を送付させていただきます。