寺院活性化のための情報
“学び”と“実践”のための研究会
第23回は、令和元年6月21日(金)
「葬式仏教 価値向上委員会」第23回研究会
第23回研究会のテーマは
「〈お坊さん便〉から現代仏教の現実を考える
──〈お坊さん便〉はどこを目指すのか?」
講師は、
株式会社よりそう
お坊さん手配事業部コミュニティマネージャーの
石黒佐和子氏
これまでの研究会の様子
メディア掲載1 メディア掲載2 メディア掲載3 メディア掲載4
■〈お坊さん便〉はなぜ生まれたのか?
■仏教と社会の間のズレとは何か?
■〈お坊さん便〉の考えも聞いてみよう!
今回の研究会では、〈株式会社よりそう〉のお坊さん手配事業部コミュニティマネージャーである石黒佐和子氏を迎え、「お坊さん便はどこを目指すのか」というテーマでお話しいただきます。
〈お坊さん便〉は社会からどう受け止められているのか?
〈お坊さん便〉と僧侶の関わりはどのようなものなのか?
〈お坊さん便〉を利用する人はどのような方々なのか?
そもそも〈よりそう〉とは、どんな会社なのか?
〈よりそう〉は、このエンディングの市場の現状と将来をどう考えているか?
〈よりそう〉は、今後、どういったビジネス展開を考えているか?
〈よりそう〉は、仏教界は今後、どうなっていくと考えているか? など、
多岐にわたって解説していただく予定です。ぜひ、今回の葬式仏教価値向上委員会に、参加していただければと思います。
今回の研究会について 寺院デザイン代表 薄井秀夫
何とも言えない不安と違和感
〈お坊さん便〉という商品が、4年前、大手通販サイトAmazonに出展され、
話題になったことを憶えている方は多いと思います。
この〈お坊さん便〉を提供している会社が、
インターネットで葬儀社を紹介する事業を中心に、
終活関連の総合サービスを提供する
株式会社よりそう(昨年、〈株式会社みんれび〉から社名変更)です。
僧侶の読経を商品として通販サイトに掲載し、
定額表示したことは、仏教界においては大きな衝撃でした。
僧侶の多くが、何とも言えない違和感を感じたのは言うまでもありません。
そして、これまでの法事のあり方、お布施のあり方を根底から揺るがしかねない
と感じたのは、自然なことだと思います。
日本国内の主要宗派が所属する公益財団法人全日本仏教会が、
Amazon Japanへ抗議したのも当然のなり行きでした。
しかし社会は、こうした仏教界の動きに対して、むしろ反発しました。
Amazonのコメント欄へは仏教界批判のコメントがあふれかえり、
全日仏へ抗議の電話をする人もいたようです。
こうした騒動は、仏教と社会の間のズレが表面化したことで起きたと考えられるでしょう。仏教界のほとんどの人が、「正しいこと」と考えていたことが、
多くの人によって「ゆるせないこと」と考えられていたということでもあります。
みな、うすうすとは気づいていたことでもあります。
それを現実として、つきつけられた事件でもありました。
〈お坊さん便〉を生んだのは仏教?
企業が提供するサービスの多くは、
人々が不都合を感じている部分を、解決するという仕組みです。
困っていることを解決してくれるから、人はお金を払うのです。
実は〈お坊さん便〉は、まさに困っていることを解決する、
という視点で生まれたサービスです。
言い方を変えれば、仏教と社会の間に、大きなズレが生まれているからこそ、
〈お坊さん便〉が成立すると言っても過言ではありません。
もちろん我々は、おお布施はこうあるべき、ということを忘れてはなりません。
しかし、人々の気持ちが離れつつある現実からも目を背けてはならないと思います。
〈お坊さん便〉から学ぶこと
その意味では、〈お坊さん便〉について考えることは、
仏教と社会のズレを考えることでもあります。
〈お坊さん便〉は、仏教と社会の間のズレの中に生まれたサービスだからです。
そのズレの正体は何であるのか、
なぜズレを生じてしまったのか、
そのヒントを学ぶ機会でもあります。
ぜひご参加いただければ幸いです。
■テーマ 「〈お坊さん便〉から現代仏教の現実を考える
──〈お坊さん便〉はどこを目指すのか?」
■〈お坊さん便〉はなぜ生まれたのか?
■仏教と社会の間のズレとは何か?
■〈お坊さん便〉の考えも聞いてみよう!
■講師 石黒佐和子氏 株式会社よりそう (旧 株式会社みんれび)
お坊さん手配事業部コミュニティマネージャー
■プログラム ①講義
「〈お坊さん便〉から現代仏教の現実を考える」
②ワークショップ
■日時 令和元年6月21日(金)午後1時30分〜4時30分
■場所 仏教伝道センタービル 7階会議室「見」の間
東京都港区芝4−3−14/TEL 03-3455-5851
JR山手線「田町駅」三田口より徒歩8分、
都営地下鉄三田線「三田駅」
および浅草線「三田駅」A9番出口より徒歩2分
■定員 各40名
■申込締切 6月14日(金)
ただし、定員になり次第、受付は終了させていただきます。
■参加費 10,000円(税込)
■年会費 10,000円(税込)
※葬式仏教価値向上委員会は、会員制の研究会です。
参加するためには、会員となる必要があります(年会費10,000円)。
※申し込み受付後、振り込み用紙を送付させていただきます。