寺院活性化のための情報
“学び”と“実践”のための研究会
第38回は、令和7年3月26日(水)
「葬式仏教 向上委員会」第38回研究会
第38回研究会のテーマは
「学研が高齢者施設での葬送にとりくむ理由 」
講師は、 吉川美津子氏
葬祭コンサルタント
株式会社学研ココファン
ライフエンディング事業室マネージャー
■施設で亡くなる人の弔い
■超高齢社会での葬送はどうなるのか?
■お寺と施設の関わり方を考える
過去のセミナーのダイジェスト動画も見ることができます。
下記をクリック↓
■教育から医療福祉、そして葬送へ
教育出版を中心に教育関連事業を行う学研(学研ホールディングス)。
「科学と学習」などの月刊誌を、小中学校の時に購読していた人は多いのではないでしょうか。
近年学研は、高齢者を対象として事業に注力しており、特に高齢者住宅などの医療福祉分野の事業成長は著しく、教育分野とほぼ同じ売上高をあげるようにまでなっています。
さらに昨年からは、葬祭事業(ライフエンディング事業)をスタートさせ、その事業の幅を大きく広げています。
■施設ではタブー視されてきた弔い
近年、人生の最後を高齢者施設で迎える人が当たり前になってきています。
それは長年住み慣れた家、住み慣れた地域を離れて、人生の終末を迎えることが当たり前になっていることを意味します。
そして施設の中でも、ささやかな共同体が生まれ、そこで死を迎える人が少なくありません。
ところが施設の多くは、入所者が亡くなると、他の入所者への配慮から、遺体をそーっと裏口などから搬出し、何事もなかったかのような対応をすることが一般的でした。施設内での弔いは、タブー視されていたのが現実なのです。
■弔いの空白を埋める
ところが最近は、そうした対応に、少しずつ変化が見られるようになっています。
入所者が施設内で亡くなると、遺体を表玄関から搬出し、それを他の入所者見送るという対応をする施設が増えつつあるのです。
さらには、施設の集会所をつかって葬儀を行うということも、少ないながらも行われるようになってきています。
施設でともに暮らした人を見送り、ともに暮らした人に見送られるということは、本来当たり前のことであるはずです。
もちろんともに暮らした期間は、短いかもしれません。
しかし、そうした看取りから弔いへの自然な流れをつくっていこうという取り組みは、見送る人にとっても、見送られる人にとっても、心の安らぎにつながるの可能性を秘めています。
学研の葬祭事業は、そうした視点で、高齢者施設での葬儀の普及をも視野にいれています。それは高齢者施設での弔いの空白を、埋めていく取り組みでもあるのです。
■超高齢社会で学研は何を目指すのか?
今回、葬式仏教価値向上委員会の講師をお願いするのは、株式会社学研ココファンのライフエンディング事業準備室マネージャーの吉川美津子氏です。
(※学研ココファンは、学研ホールディングスの傘下にある老人ホーム・介護・福祉事業を手がける企業です)
講義では、学研が目指す、超高齢社会における葬送について話していただく予定です。
吉川氏は、昨年11月に刊行した『最新 葬祭業界の動向と仕組みがよ〜くわかる本』(共著、秀和システム)をはじめとして、多くの著作のある葬祭コンサルタントでもあります。
また社会福祉士として、福祉・介護の現場でも活躍もされています。
講義は、介護福祉業界を含む広い視野から、葬送について考える機会になると思います。
またお寺と施設の関わり方についても考えていきます。
ぜひご参加いただければと思います。
株式会社寺院デザイン 代表 薄井秀夫
過去のセミナーのダイジェスト動画も見ることができます。
下記をクリック↓
■テーマ 「学研が高齢者施設での葬送にとりくむ理由」
■講師 吉川美津子氏
株式会社学研ココファン
ライフエンディング事業室マネージャー
■プログラム
①講義「学研が高齢者施設での葬送にとりくむ理由」
②グループディスカッション
■日時
令和7年3月26日(水)午後1時30分〜4時30分
■場所
仏教伝道センタービル 7階会議室「見」の間
東京都港区芝4−3−14/TEL 03-3455-5851
JR山手線「田町駅」三田口より徒歩8分、
都営地下鉄三田線「三田駅」
および浅草線「三田駅」A9番出口より徒歩2分
■定員
各40名
■申込締切
3月19日(水)
※ただし、定員になり次第、受付は終了させていただきます。
■参加費
10,000円/1名(税込)
※葬式仏教価値向上委員会は、会員制の研究会です。
(年会費10,000円)。
※申込みの方は、自動的に会員となります。
※会員期間が終わっている方は、あらためて入会となります。
(空白期間の会費は必要ありません)。
※申し込み受付後、振り込み用紙を送付させていただきます。